オススメ本のご紹介⑧『いじわるな遺伝子 テリー・バーナム、ジェイ・フェラン』投稿者:林大祐
- 作者: テリーバーナム,ジェイフェラン,Terry Burnham,Jay Phelan,森内薫
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2002/01/25
- メディア: 単行本
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やせたいのについ甘いものに手が出てしまう。
貯金する計画を立てていたのに気がつくとお給料を使い切ってしまう。
浮気癖がなおらない…。
なぜダイエットを継続できないのか、浮気者はどうしてもなおらないのか?
お金を貯めるにはどうすればいいのか?
単なるハウトゥー本ではなく、これら人間の欲を経済学者と生物学者のコンビが遺伝子から
解明していきます。続かないダイエットも遺伝子が関係しているそうです。
現代からさかのぼること数千年、農耕という技術がまだ無かったころ
人々はどうやって食べ物にありついたか。
当時の人々は一日中歩き続け獲物を捕まえることに
一日のほとんどの時間を使っていました。野生の動物と同じですね。
そして当時の人々は現代人には考えられないほどの距離を歩いて動き回っていたそうです。
もちろん冷蔵庫なんてものはありませんからごちそうは
保存せずにすべて食べてしまう、その日ぐらしの生活です。
冷蔵庫代わりに保存する場所は…自分の身体の中、脂肪です。
生き残る為人間の身体は食べたものを脂肪に変えるよう遺伝子に
組み込まれているそうです。ですが、現代人の運動量は当時の人々に
比べて圧倒的に少なく、それなのに食べ物は当時よりはるかにカロリーが多い。3食お腹いっぱい
食べれば基本的に太るというわけです…。
世の中には様々なダイエット法がありますがこの原理が重要ですね!ダイエットは
-食事の量を調節し摂取カロリーを抑える
-運動をする。
この二つが基本であり極意だと思います。運動をすることは運動による
カロリー消費だけでなく基礎代謝を上げることにもなるので効果的
なんですね〜。
性の誘惑、お金の誘惑に勝てない理由も同様に遺伝子に組み込まれた
人間が本来もっている変えるのは大変難しい性質だそうです。
生物の歴史、遺伝子からなぜ人間が誘惑に勝てず意志が弱い
のかをあきらかにしていきます。
と言っても、美味しいものはカロリーが高いしこの残暑厳しい中運動をするなんて
なかなか難しいですよね。神様は人間に楽をさせないように作ったのでしょうか。
いじわるですねぇ…。