オススメ本のご紹介17『人体 失敗の進化史 遠藤秀紀』 投稿者:林大祐 

人体 失敗の進化史 (光文社新書)

人体 失敗の進化史 (光文社新書)

鳥に腰痛持ちはいない?

鳥は空を飛ぶ為少しでも身体を軽量化すべく骨粗鬆症のように骨をスカスカにし、人間でいう骨盤の中心部分(仙骨)を巨大化させました。そして筋肉がつく面積を少なくしたおかげで自由に大空にはばたくことができるようになったそうです。代償として鳥は他の動物のような脚の可動域を失いピョンピョンはねることしかできなりました(ダチョウなど例外はいます)。


著者は獣医学者で現在は東京大学総合研究博物館教授をされている方です。様々な動物を解剖して得た発見をこの本で教えてくれています。獣医から見た人体は私がいままで知らなかった視点を教えてくれました。地球の生き物はみんなつながっているんですね〜。魚が陸にあがるためにヒレの部分を骨化させていきそれが陸上生物の脚に進化していくなんて壮大な物語ですね。人間の脳がいかに大きくなぜここまで大きくなれたのか等々生物の神秘が満載!



人間も動物です。この本を読んだらなんだか動物園に行っていろんな動物の身体のつくりを見てみたくなりました!



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